越の誉大吟醸原酒越神楽は、地元柏崎で栽培された同社オリジナルの酒米「越神楽」を全量使用して仕込まれた純米大吟醸原酒です。
40%まで自家精米で丹念に磨き上げて酒造工程はすべて手造り、極寒で空気が澄む1月〜3月に仕込みを行い、春先に上槽(お酒を搾る)を行って仕上げています。
バナナや洋ナシ系の華やかな吟醸香と和三盆糖のような上品でキレの良い甘みが特徴で、大吟醸ならではの芳醇な香りとまろやかな口当たり繊細で洗練された味わいです。
200年に渡って伝承されてきた酒造りの技が輝きを放つ大吟醸、最新鋭の醸造機器が完備されるも、その酒質の完成度は手造りにて極めます。
「越神楽(こしかぐら)」は、独立行政法人農研機構の中央農業総合研究センター北陸研究センターが、栽培特性と醸造適性の両立を目指して、「山田錦」と「北陸174号」の交配組合せから「越神楽」を育成、「越の誉」を製造している原酒造株式会社との共同研究で、醸造適性の検討と清酒への製品化を行いました。
酒造好適米の最高峰といわれる山田錦に匹敵し、寒冷地南部で安定した栽培ができる品種の開発をめざして育種を進めた結果、酒造適性が認められ、
平成19年8月27日に品種登録出願された、新潟県の酒造好適米品種です。
越神楽の玄米千粒重は25g前後で、兵庫県産「山田錦」より少し小さいのですが、整粒歩合はほぼ山田錦並みで高度精米耐性があります。
「越神楽」で醸したお酒は、「山田錦」ほど味わいが濃過ぎず、程良い味わいと、柔らかさと深みが特徴で、酒類鑑評会などでも高成績をおさめ、近年とみに「越神楽」を使用する酒蔵も急増しています。。
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