清泉七代目大吟醸は久須美酒造の七代目当主、久須美賢和専務が自ら仕込みに入り、野に咲く花のような酒というイメージをもとに醸した限定品、清酒鑑評会の出品酒として仕上げた限定販売の大吟醸酒。
原料米には兵庫県産「山田錦」を使い、全量自家精米にて丁寧に40%まで磨き上げ、新潟県の名水三十六選に指定される超軟水の湧き水を基に、越後杜氏が丹念に醸し上げた、出品仕様の大吟醸です。
久須美酒造では、「蓋麹」(ふたこうじ)による麹造りを若い蔵人に伝承するべく鍛錬を重ね、理想形とされる「突き破精麹」(つきはぜこうじ)を極めた「出目金麹」(でめきんこうじ)造りを、酒造コンサルトの権威である戸塚昭氏の指導のもとに挑戦。
香り偏重の大吟醸とは一線を画す、あらゆる料理とも調和して引き立てる妙味に仕上がりました。
華美でなくさりげなく、それでいて力強い香りと味わいをお楽しみ下さい。
「華やか過ぎずに飲みやすく心地よい酒。味の膨らみと後味にクリアな透明感が存在する酒」
清泉・七代目の理念を軸に、優しく調和のとれた大吟醸です。
※本品はクール冷蔵便(別途400円)推奨です。ご希望のお客様は【関連商品】から追加をお願い致します。
1.自然との共生(環境保全)
2.立ち上がりがよく、ふくらみがあり、切れのよい酒造り
3.誠実に
を理念として、日々努力と研鑽を積み、酒を米と水との芸術の域へと
高め、世界を目指す。
上記の「目標」に集中する為に、3年前から全国並びに関東信越局で開催されている鑑評会への出品を中止しています。
久須美酒造では昔ながらの手法にこだわった酒造りを行っている。
食品の安全性を第一にするから、コストはかかるが普通酒まで含めて全量自家精米。
原料処理には甑(こしき)や麹蓋(こうじぶた)を使い、酒母は汲み掛け法を繰り返して立てている。職人技を大事にするのは、酒造りの技だけでなく、環境も含めて文化を正確に伝えていくためだという。
「日本酒は古来の知恵や大自然の恩恵でできたことを伝えていきたい。微生物が働きやすい環境を作ると言うが、じつは日本酒の酵母菌は餌がありすぎるといい働きをしない。
いかに過酷な場所を作ってやるかが大事。命のせめぎあいからいい酒ができるんです」
久須美蔵元の透徹した眼は蔵の明日のみならず、業界の未来を見据えているようだ。
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