バラを思わせる華やかな香り フルーティでアロマティック
ラクリマは非常に個性的な特徴をもつ品種で、果皮が薄いため熟した葡萄の実からは、まるで涙を流す様に果汁がこぼれ落ちます。
これが 「涙=ラクリマ」と呼ばれる由縁です。
このワインの甘さは、フルクトース(果糖)による自然な甘さで、これがラクリマの特徴です。
アンコーナのマルチェッリにある自家畑で、標高は100〜150mで、何世紀にも渡って後世に残る品種としてラクリマを植えました。
バラのような香り、フレッシュでフローラルな香り。
味わい濃く、マスカットを思わせるような、じわっとした果実味があり、かつタンニンもあります。
「花のアロマは注目を集めますが、このワインは赤ワインにも関わらず白ワインのような酸があることも特徴で、豊かな酸とサラミや脂肪分の多い肉料理は、互いの良さを引き出しあうのでオススメです」とエノログのフィリッポは話していました。
ラベルは畑の北側にある古いオークです。10人が手を広げて囲む程の大木で、その姿が人々の絆をイメージさせます。
ヴェレノージの拠点は、州南端のアスコリ ピチェーノで、北のヴェルディッキオとラクリマは距離が離れていますが、それでも皆の力を合わせて造っているという意味も込めています。
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