テッレ デル バローロ バルバレスコは「ネッビオーロ」から造られるD.O.C.G.のイタリアを代表する赤ワインです。 バルバレスコ村にあった農協を買収したため、バルバレスコもラインナップに加わりました。このワインはバルバレスコ地域の周囲の4つの村(ネイヴェ、トレイゾ、アルバ、サン ロッコ セノ デルヴィオ)の葡萄を使用しています。
バルバレスコは、フランスとスラヴォニアの木をミックスした古いタイプの樽を使用しています。香りにフレッシュとフルーティさがあり、葡萄はマセラシオンを長く必要としないので、ストラクチャーはバローロより少なめです。
清澄も濾過もしていないため、風味豊かで力強くかつエレガントでシルキータッチ、スミレの花のような香りがあります。
バルバレスコワインには「バローロの弟分」「イタリアンワインの女王」などの呼び名があることから、バルバレスコはバローロと人気を二分するワインであると分かっていただけるのではないだろうか。
バルバレスコで栽培されたネッビオーロからつくられるワインは、色が濃くタンニンが豊富。数年ほど熟成させることでさらに広がりを感じられ、余韻の長いワインとなり、
生産規模は小さいが、その深くまろやかで気品のある味わいはイタリアワインのファンを魅了し続けている。
■エピソード
バルバレスコは19世紀末ごろまで、実はバローロとして販売されていた。アルバ醸造農学校のドミツィオ・カヴァッツァ(Domizio Cavazza)博士が1894年にバルバレスコの生産者協同組合を設立し、それ以降、バルバレスコとして売り出されるようになる。
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