銀の翼純米大吟醸雫酒は「銀の翼」シリーズの春季限定酒。
原料米には同社オリジナルの「越神楽」(こしかぐら)を全量使用して低温でゆっくり醸され、手間の掛かる「雫搾り」の後、マイナス5度の氷温貯蔵熟成を経て1000本限定で出荷される純米大吟醸酒です。
芳醇な大吟醸の香りと「袋吊り」で集められた雫酒ならではのキメの細やかさと純米ならではの美味しさを豊かに表現し、味わいは更に淡麗に仕上がっています。
今季は日本酒度と酸度のバランスに優れ、ルレクチェ・白桃のような穏やかな香りで、少し淡麗に仕上がっております。
あまり冷やし過ぎず、10度くらいからの温度でお召し上がりください。
醪(もろみ)を入れた酒袋に圧力を加えて搾れば、お酒の量は多く採れますが、搾ったお酒には雑味が出てしまいます。
量を採らずに酒質を追求すれば、自然に滴る雫酒に勝るものはありません。
その酒質は、口中を滑るように流れ込む滑らかさと、清流を感じさせるように透明感のある旨味、後味のキレの良さは正に雑味を究極に抑えた雫酒酒ならではの味わいです。
酒造好適米の品種のひとつ。
北陸酒206号。農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センターと新潟県の原酒造が共同で開発、2010年に品種登録された。山田錦と北陸174号の交配種。高精白が可能で吟醸酒の掛米に適している。
近年では酒類鑑評会での成績が秀でている「越神楽」を使用する酒蔵が増えている。
「雫酒」(しずくざけ)とは、発酵を終えた醪(もろみ)を酒袋に入れて吊るし、「雫」のように自然にしたたるお酒だけを集めます。
別名「袋吊り」・「雫搾り」とも言います。
発酵の終わった大吟醸のモロミを酒袋という目の粗い袋に入れて吊るし、そこから滴り落ちる上質な部分だけを採取する方法で、昭和30年代から40年代頃に生まれ、雫酒は雑味の少ないクリアな仕上がりになる為、現在では鑑評会出品酒の定法となっている技法です。
口の中を滑るように流れ込む滑らかさと清流を思わせる透明感のある旨味、後のキレの良さは、雑味を究極に抑えた雫酒ならではの味わいが特徴です。
他所の蔵であれば、このクラスのお酒の販売価格は5,000円以上しますが、広告宣伝費・流通経費をカットしてエンドユーザーのお客様に格安で提供できる事を実現したお酒です。
「高嶺錦」は主に新潟県上越地区の「E酒米つくろう会」契約農家の方々が栽培しています。
山田錦や五百万石と比べるとやや小粒ですが心白(米の中心の白い部分)が小さいため高精白の大吟醸酒などにも向く酒米です。香りは穏やかで味わいに丸くふくらみのあるバランスの良い酒質になる傾向があります。
「越神楽」は、(独)農研機構 中央農業総合研究センターとの共同開発により作られた新品種の酒造好適米です。「山田錦」を母に「北陸174号」を父とする人工交配により十二年の歳月をかけ誕生しました。
神楽とは、豊作を願い古くから神にささげる踊りのこと。
神の恩恵の元、新潟清酒を支える酒米として成長することを願い命名されました。
「越淡麗」(こしたんれい)は、米どころ新潟のプライドをかけ、新潟県産の米で新潟のうまい大吟醸酒を造りたい、という思いから開発が始まりました。
新潟県農業総合研究所作物研究センター、新潟醸造試験場、そして新潟県酒造組合の共同研究によりその開発期間は十五年に及びました。
通常、品種改良では稲の育てやすさを重視しますが越淡麗では酒に仕込んだ時の酒造適性にこだわりました。
母に山田錦、父に五百万石をもつ品種で、収穫期が9月下旬と県内でも十分収穫が可能で、40%以上の高精白に耐える酒米です。
酒質は柔らかくてふくらみがあり、淡麗な五百万石や、やや甘みが強く味わいがある山田錦とは異なる酒質を醸します。
「楽風舞」(らくふうまい)は(独)農研機構 中央農業総合センターとの共同開発により作られた新品種の酒米です。
新潟の代表酒造好適米「五百万石」と「どんとこい」という品種を掛け合わせて誕生した酒米です。
現代の温暖な気候に強い品種で栽培農家にとっても非常に栽培しやすいため高品質の米が収穫できます。
酒造適性では五百万石よりも精米耐性があり、淡麗で軽やかな味わいの酒質になるのが特徴です。
新潟県で最も多く作られている代表的な酒造好適米で、新潟県の米生産量が五百万石を突破したことを記念して命名されました。
原酒造では契約栽培で入荷し、主に麹米に使用しています。
粒が大きく心白も大きめなのが特徴で、新潟清酒の特徴である淡麗ですっきりとした味わいの酒質になります。
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(本品は二回火入れされたお酒で常温配送でお届け致しますが、品質を重視されるお客様はクール冷蔵をお選び下さい)
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